茶道体験の流れサンプル
茶道体験は何のためにあるのか。
こんにちは。早川です。2023年6月から茶道体験を始めました。私たちの茶道体験は、早くちゃんと終わらせることではなく、価値ある時間を提供して満足してもらうことに指標を置いています。何千キロと離れたところから、道頓堀の茶道部屋という20平方メートルくらいのあの場所にきてくれることは奇跡です。僕たちが逆の立場で海外旅行に行くところは本当に限られた場所です。それと同じで外国人旅行者にとっても限られた場所に違いないと思っています。その場所に選んでもらえたなら、最善を尽くし、自己の研鑽に励んで対応していただきたいと思っています。日本の素晴らしい文化を一緒に伝え続けていただければ幸いです。
茶道体験は
笑顔と、大きなアクション、丁寧に、シンプルに!!
お客様が楽しかった、茶道は深かった、そう思ってもらうために。
本番の茶道はこの流れです。
(朝一でお客さんもローテンションですが普通はもっと盛り上がります)
基本の流れはまいさんの動画と基本マニュアルこちら を参照し、動画はこんな感じという雰囲気を掴んでください
0、(お客様が入ってきて座る場所まで誘導した後)自己紹介と、日本はどうですか、どこに行きましたかと雑談
注意点1、子供が大きくない場合はノンカフェインがいいか確認。(少し甘いことも伝える)
0−1、(その後、流れの説明)今日は3つのことをします。最初に文化や歴史の説明、2つ目にお点前(making the matcha)をして、その後みんなに抹茶を作ってもらう体験をしてもらいます。いつでも写真を撮っても、動画を撮ってもOKです。椅子もあるので、足が痛くなったら言ってください。
1、文化や歴史の説明開始
動画参照:文化歴史の英語基本マニュアル(顔ひどい)
2、お点前
注意点1:一服、作った後に練り切りを半分食べ始めてもらう(みんなお点前中は、動画を撮ったり、お茶を作る姿を見たいためずらしてもらっています)
注意点2;2つ目以降の抹茶は茶碗は温めず、そのまま抹茶を点ててください
注意点3;2以上の場合は人数分を一気に作ります。一つ一つ作らないこと。ガガガと。
2−1 お茶を飲んでもらういデザインを楽しむまで
動画参照;お茶を飲む時の英語基本マニュアル
*茶碗を拝見するときは、一礼するなど入れてもらっても大丈夫です
3、お客さま自身で抹茶づくり
抹茶を入れて、お湯をいれ、たてるところまで全てやってもらう。
ただし時間帯の状況によってはできない場合は端折っても大丈夫です。
注意点0:余裕があるときは茶碗もいくつか用意して選んでもらう
注意点1、もし人数が5~6人以上の場合は、茶釜を二つ利用した方が好ましい。
注意点2、子供の抹茶ミルクは6~7杯でお湯も20~30%と少量が好ましい。
3−1 抹茶パウダーを入れてもらう(廃止:ホストが入れる 2023/7/31より)
動画参照:抹茶パウダーを入れる時の英語基本マニュアル
3−2 茶釜からお湯を入れてもらう
動画参照:茶釜からお湯を入れる英語基本マニュアル
3−3 抹茶を立ててもらう
お点前について
お点前は、しまいもしていただきますが、全てではなく、最後水差しから茶釜にお湯を注ぐあたりで終えて頂いて大丈夫です。また基本はこちらの動画を参考にしています。表千家の方は表千家で、他の流派の方もその流派に従って頂いて大丈夫です。
最後軽い質問タイム
こちらは英語で答えられるようにご自身の言葉で考えておいてください。ほぼ100%この中から質問がきます💌
よくある質問集
・抹茶とグリーンティー(煎茶)は一緒なのか?
→葉っぱは一緒だけどプロセスが違う。参照先はこちら
できるだけ英語では茶道のお茶は、matchaと言ってあげください。teaというと煎茶とごっちゃになるようです。
・茶道は抹茶しか使わないのか
・茶道は神道なのか、仏教なのか?宗教は関係あるのか→千利休自体も仏教に精通していたが、基本的にはその風潮に合わせて作った(人が作った)の茶道。強く関連していないことを説明しています。(ただし他の茶人は宗教職が強かった人もいるようですが、大変なので説明していません)
・抹茶はカフェインが強いのか
・抹茶は栄養はあるのか →抗酸化作用があること伝えています
・茶道はどのくらいの時間やるのか →抹茶のセレモニーは1時間くらいだが、夜ご飯を食べて、その後茶道をやる場合は3-4時間とお伝え
・茶道はいつやるのか→朝早いものあれば、夜もある。
・茶道は朝もやるのか→初日の出的な
・茶道の道具をみんな持っているのか
・どうして昔と比べて男性が少なく、女性が多いのか→今は少し変わってきているがちょっと前は主婦が多く、趣味に時間を費やす女性が多かったことがその要因と考えられるが、今は男女ともに仕事をすることが増えたため、少し変わってくる可能性があることを伝えています
・お点前のやり方はみんな一緒か→流派(先生)によって違うこと伝えています。例えば抹茶の泡の点てる立てないや、所作(アクション)での小さな差異があること
・みんな家に茶室はあるのか
・何年くらい練習するのか
・抹茶はどこで買えるか。→一番茶室から近い若葉園 本舗をお伝えしています。
・茶碗は今使っているのが売っているか→茶室のは全てオークションで買っています。
・昔一度やったことがあるが、同じ茶碗を回し飲みしていた気がする→コロナ移行変化を説明
・抹茶のグレードはあるのか→安いのは泡立たず、少しパウダーが残る感じがする
・茶釜の温度は何度くらいか→80-90度 ただエアコンつけてるので90度で設定と説明(おーって思われる)
・茶釜は何で温めてるから→電気釜だが、炭(チャコール)を使う時もある。ただ温度管理が難しい